「育休後、今の職場で働けるのか不安…」「妊娠中だから転職活動はできない…」そんなふうに悩んでいませんか?

私も妊娠中に今の仕事に不安を感じることがあり、ふと「転職」の2文字が頭をよぎりました
結論からお伝えすると、妊娠中に応募して入社まで決めるのは、正直かなり難しいです。でも、転職活動は応募や面接だけではありません。良い転職になるかどうかは、応募までの準備で決まります。
この記事では、エージェントと人事の両方を経験したキャリアコンサルタントの私が、妊娠中にできる転職活動と、実際にやってみたことをまとめました。
妊娠中の採用決定が難しい理由
企業は基本的に、今任せたい業務があるから求人を出しますし、それができると思った人を採用しています。
なので、直近で数ヶ月〜1年以上休んでしまう妊婦を採用しても、採用目的を果たせないことがほとんどです。
4つの準備をすれば、出産後の転職は夢じゃない!
転職活動は、書類選考や面接がすべてではありません。むしろ私は、応募までの自己分析や仕事分析が「良い転職に」なるかどうかの鍵だと思っています。
時間や環境に追われて十分な準備をせず、職務経歴書の作成や求人の応募を急いでしまうと、後になって『これで良かったんだっけ?』『思ってた仕事と違う…』となることも多いです。

妊娠〜育休中は、応募までの準備をしっかり行える貴重な時間です。
準備次第で、出産後に理想の仕事へ転職することも夢じゃありません!
\ 妊娠中にできる4つの転職活動 /
✨️ 自分だけの転職軸を作る
📝 転職できる求人を知る
🚶♀️ 企業の人と会う
💪 スキルを磨く
妊娠中にできる転職活動
自分だけの転職軸を作る
大事なのは、理想の生活と仕事に求める条件の整理
求人票の条件を見比べる前に、まずは自分の中の理想を整理することが大切です。
5年後や10年後にどんな生活・仕事をしていたいかを考えると、今選ぶべき働き方が見えてきます。
- 5年後にどんな生活をしていたいか
- 大切にしたい働く理由
- どんなことを仕事にしていたいか
その上で、5年後・10年後の理想のために今必要なことを考えましょう。
- 必要なスキルや経験
- どの程度の収入、貯蓄が必要なのか
- 子どもとの時間
最後に、今回の転職で仕事に求める条件を書き出します。
たとえば「18時までにお迎えに行ける」「年収は400万円以上」など、具体的な言葉や数字で条件を書き出してみましょう。
- 仕事内容
- 勤務時間と勤務地
- 最低限必要な収入
求人票を見ていく中で、自分の理想や希望条件は定期的に見直してみましょう。
「これは嫌だ」「これいいな」というのを積み重ねることで、自分の希望をより明確にしていくことができます。
キャリアコンサルティングを受ける
一人で整理するのが不安な人は、キャリアコンサルタントという国家資格を持っている人に相談することもおすすめです。相場は60分5000円〜くらいです。ネットで検索したり、ココナラなどでもサービスを見つけることができます。
有料のサービス以外にも、個人がキャリアコンサルティングを受けられる場所があります。厚生労働省の委託事業であるキャリア形成・リスキリング支援センターでは、在職中の人も含めて、キャリアコンサルティングを無料で受けることができます(全国47都道府県に拠点があります)。
jobtagを使って無料で適職診断をする
自分の理想や希望条件、興味や価値観を言葉にする入り口としておすすめなのが、厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「jobtag」です。登録もお金もかからずに適職診断ができます。
診断結果も大切ですが、「この結果のどこに納得して、どこに違和感があるか」を書き出しておくと、転職軸づくりの材料になります。

jobtagの使い方はこちらの記事にまとめました!
キャリアコーチングを活用する
キャリアコーチングは、求人を紹介してもらうサービスではなく、これからの働き方を一緒に整理していくサービスです。
内容は、自己分析やこれまでのキャリアの棚卸し、今後のキャリアプランづくりが中心です。サービスやコースによっては、職務経歴書の添削や面接対策までサポートしてくれるところもあります。
料金はサービスやプランによって大きく異なりますが、1〜3か月ほどの期間で、1回60分前後のマンツーマンのセッションを数回〜10回ほど受けるプランが多く、総額は20万〜60万円程度が目安です。正確な料金や期間は、各社の公式サイトなどで確認しましょう。
無料体験を用意しているサービスも多く、オンラインで受けられるものが多いので、妊娠中でも気軽に申し込むことができます。

私も転職に悩んだ時にキャリアコーチングの利用を検討し、3社の無料体験を受けてきました。無料相談の体験レポートを記事にまとめました。
履歴書と職務経歴書を作る
応募する予定がまだなくても、履歴書と職務経歴書は先に作っておくことをおすすめします。これまでのキャリアを書き出す作業そのものが、自分の経験の棚卸しになるからです。
出産後は、まとまった時間を取って自分の経歴を振り返るのが難しくなることもあります。細かい実績や担当範囲を思い出せるうちに下書きだけでも作っておくと、動きたくなったタイミングですぐに応募できます。
転職できる求人を知る

転職サービスには様々な種類があり、全て登録すると情報量がパンクしてしまうことも…。自分に合いそうなものから一つずつ登録してみましょう!
求人広告を見る
自分の転職軸を整理することと同じくらい重要なのが、どんな仕事・求人があるのか知ることです。仕事の理解が浅いまま転職活動を進めると、「思っていたのと違う…」ということになりかねません。
特にはじめて転職活動をする人は、広告型の求人サイトを見にいってみましょう。気軽にたくさんの求人を見ることができます。
勤務地、給与、仕事内容、就業時間、募集要件、など自分に合致する求人がどの程度あるのか、まずは知ることが大切です。
エージェントに相談する
エージェントや人事を経験してきた私でも、転職活動を進める時は必ず一度はエージェントに相談します。転職市場は変化が激しいので、今の転職市場の状況、その中で自分が応募できる求人、転職活動の進め方やスケジュール感など、最新の情報をもとに動くことが重要です。
エージェントは、キャリアコンサルティングやキャリアコーチングと違い、求職者は無料で利用することができます。
例:リクルートエージェント、dodaエージェントサービス、マイナビ転職エージェント、パソナキャリア、JACリクルートメント

はじめて転職活動をする方や、ハイクラス転職をする方には特におすすめです!
スカウトサービスに登録する
近年は、エージェントや求人広告だけでなく各種スカウトサービスを活用する企業が増えています。
スカウトサービスの特徴は、応募前から企業と直接つながることができることです。カジュアル面談の実施につながるケースも多いので、気になる企業が活用しているかどうか、確認しておきましょう。
リモート求人、ワーママに特化したサービスに登録する
膨大な求人票の中から、リモート求人やワーママ向けの求人を見つけるのはなかなか骨が折れます。
特にリモート求人については倍率がかなり高い状況です。コロナが明けてから出社回帰の流れが強まって求人数が減っている一方で、リモートを希望する求職者は依然多いように感じます。
大手に比べると求人数は限られますが、リモート求人やワーママ向けに特化したサービスを活用することもおすすめです。
例:Remoful(リモフル)、Reworker、withwork

私も今のリモートの仕事を探していた時、こうしたサービスに登録していました!
また、リモート特化ではありませんが、IT企業の利用が多いGreenやスタートアップ企業の利用が多いWantedlyにも、比較的リモート求人が見つかりやすかったです。
企業の人と会う
カジュアル面談に参加する
スカウトサービスで企業からスカウトが来た場合、その多くはカジュアル面談からスタートします。
カジュアル面談とは、応募前に企業と求職者が話せる面談のことです。
面接では求職者が志望動機を話して質問に答えていくのが一般的ですが、カジュアル面談はむしろ逆です。企業があなたをスカウトした理由を話し、あなたの求める条件を確認し、応募してもらうためのPRや質疑応答をします。
中には、採用HPからカジュアル面談を申し込める企業もあるので、気になる企業がある場合は一度確認してみましょう。

カジュアル面談で、
『育児が落ち着いたら、ぜひ応募してほしい or ぜひまた状況を教えてほしい』
と言ってもらえたら大成功ですね!
ワーママ向けのイベントや説明会に参加する
オンラインでの無料セミナーや、対面でのイベントなど、ワーママ向けのものに参加してみるのも一つです。
妊婦は対象じゃないのでは?と思うかもしれませんが、他の企業に先駆けて接点をつくれる点で、参加を喜ぶ企業の人事や企画者は多くいるはずです。(私が担当者だったら、とても嬉しいです!)
スキルを磨く
妊娠〜育休中に資格を取る

理想の生活や、やってみたい仕事はあるんですが…
スキルも経験もない私にはやっぱり難しいでしょうか…

そんな時は、資格の勉強を始めるのも一つです!
資格は、これまでと違う分野に挑戦するときに、知識があることを伝える材料になります。
ただし、資格を取ること自体が目的になってしまうと「取っただけ」で終わりがちです。転職軸で整理した「必要なスキルや経験」とつながる資格かどうかを、先に確かめておきましょう。体調を最優先に、無理のないペースで進めることも大切です。
育休中に勉強を始める資格として、私はキャリアコンサルタントをおすすめしています。私自身が資格を取ってよかったことや資格取得のメリットなど、こちらの記事にまとめています。
副業に挑戦する
副業は、収入を増やす手段であると同時に、会社の外で自分のスキルを磨ける場でもあります。
これまでと違う働き方や職種への転職を目指す場合、本業の仕事だけではなかなか必要なスキルが身につきません。今は、未経験OKの小さな案件からトライできる分野もあります。報酬は少なくても、経験を積めることは大きな財産になります。
初心者でもトライしやすい小さな案件は、クラウドソーシングやスキルマーケットのサービスで探すことができます。
また、小さく始めてみることで「自分は何をしているときが楽しいか」「どんな働き方が合っているか」が見えてきます。
私が実際にやったこと

私も妊娠してから、仕事に不安を感じることがあります。
今の自分にできることを試行錯誤している最中です!
理想の生活と仕事の整理
妊娠がわかった頃、最後に転職活動をしてから約2年が経過していました。まずは、「70歳までの理想の暮らし」や、「なんのために働くのか?」といった、自分にとっての理想の生活・仕事のあり方をもう一度整理しました。
たった2年ですが、やっぱり妊娠したことで少し目線が変わっていました。
特に譲れないポイントは以下の5つでした。
- 住む場所
- リモート環境で働けること
- 安定した収入
- 家族との時間
- やりたい仕事ができる
5つ目は当たり前では?、と言われてしまいそうですが…。「お金のためと割り切って働く」ということが私は特に苦手だと感じるので、あえて明記してみました。
ママ向けのキャリアイベントに参加
自分が住んでいるエリアで、ワーママ向けのコミュニティがないかChatGPTに聞いてみました。
すると、説明会を実施していたところが1件!
ダメ元で問い合わせてみたところ、快く受け入れてくださいました。
少しずつではありますが、独立して活動しているワーママの皆さんとの繋がりができました。
また、たまたま近くで開催されていたワークショップにも参加しました。
ワーママの皆さんがメインになって業務委託を行っている団体が主催しており、「育児が落ち着いたらまたぜひ連絡したい」と言ってもらえました。
ブログとnoteに挑戦する
理想の生活に、自分が仕事として続けたいこと・新たに始めたいことをかけ合わせて考えた結果、私はnoteとブログを始めることにしました。
noteとブログを選んだ理由は大きく3つです。
- ノンクライアントのストック型なので自分のペースで続けられる
- SEOライティングの経験が、将来の柔軟な働き方に活きると考えた
- 文章を書くことが昔から好きだった
ただし、成果が出るまで時間がかかると言われる世界です…。
これから始まる出産・育児とともに根気強く続けていきたいと思っています。
まとめ
妊娠中に応募して入社まで決めるのは難しくても、転職活動でいちばん大切な「応募までの準備」は、妊娠中でも進められます。
- 自分だけの転職軸を作る
- 転職できる求人を知る
- 企業の人と会う
- スキルを磨く
準備をしたからといって、必ず転職しなければいけないわけではありません。私自身、まずは転職ではなく副業に挑戦するという選択をしました。準備をしておけば、出産後に「今の職場に戻る」「転職する」「副業から始める」のどれを選ぶとしても、自分で納得して決めることができます。

5年後にどんな生活をしていたいか、まずはスマホのメモに3行だけ書き出すところから始めてみましょう!




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