キャリアコンサルタントの資格に興味はあるけれど、「取っても意味ない」「役に立たない」という声を見て迷っていませんか?
私は人材会社と人事の仕事を経て、2025年に国家資格キャリアコンサルタントを取得しました。妊娠前に資格を取得していたことで、大きくキャリアが開けたと感じていますし、育休中に取得する資格としてもとてもおすすめです。
この記事では、役に立たないと言われる理由も踏まえながら、実際に取ってよかったと感じることや資格取得の本質的な価値について紹介します。
役に立たないと言われる理由
“キャリアコンサルタント”という名前の求人が少ない

役に立たないと言われる理由の一つに、“キャリアコンサルタント”という名前の正社員求人は多くないことがあげられます…。
たとえば他の国家資格である保育士や宅建士であれば、そのまま求人検索をするだけでいくつも求人が出てきます。
一方でキャリアコンサルタントの仕事は、「キャリアアドバイザー」「人材コーディネーター」「就職支援員」など、会社ごとの呼び名で募集されています。
他の国家資格に比べて、取得後の仕事をイメージしづらい側面があります。
資格手当での給与アップが見込みづらい
また、上記のような求人は「資格はあれば尚可」となっていることが多いです。つまり、資格がなくてもその職種に就くことができます。
キャリアコンサルタントに資格手当を出している求人も一部ありますが、必ずしも多くはありません。
- 資格取得したから特定の求人に応募できる
- 資格取得したから、資格手当がもらえる
こういった形での給与アップを期待していると、「思っていたのと違った」となることがあります。
キャリアコンサルタントになったらどんな仕事に就ける?(実例集)

私がキャリアコンサルタントを目指す中で出会った人たちの、その後のお仕事をまとめました!
- 人材会社のキャリアコーディネーターに転職
- 会社にキャリア相談窓口をつくった
- 副業でキャリアコーチングを始めた
- EAPやFPの資格取得で更に専門性を磨いている
- 社外キャリアコンサルタントの仕事を始めた
- 大学のキャリアセンターで働きはじめた
- キャリアコンサルタントの資格取得支援として活動
キャリアコンサルタントを取って良かったこと
キャリアコンサルタントの資格が本当に役に立たないのか?と言うと、私は全くそんな風には思いません。
私が感じる、資格を取得してよかったことを紹介します。
AIに取られない専門的なスキルが身についた

キャリアコンサルタントの資格の活かし方は様々ありますが、一番の根幹は一対一でのコンサルティングです。その先には、相談者自身が自分に合った仕事を主体的に選択できるようになることを目指しています。
- 相談者を(言葉以外からも)知ろうとする姿勢
- 相談者が気づきや学びを得るためのアプローチ
- 相談者とキャリアコンサルタントの間での信頼関係の構築
- 相談者と協働して目標を定め、計画を立て、方策や処置を体系的に進めるアプローチ
AIに聞けば、情報や選択肢はすぐに手に入る時代ですが、AIは基本的に質問や指示したことに答えるスタイルです。
キャリアコンサルタントとの信頼関係の中で、継続してキャリア自律に向けて取組むということは、AIには真似できないことだと感じます。
仕事の幅が広がった
もともと採用や研修関連の仕事をしていましたが、資格を取得してからはキャリア面談の仕事をいただくことや、「キャリコンの視点で見てどう?」と意見を求められるようになりました。
少しずつですが確実に、仕事の幅が広がっていることを実感しています。
副業につながった
資格を取るまでは、仕事=会社での仕事、と思っていて副業はどこか遠い世界に感じていました。
ですが資格取得後は、業務委託でキャリアコーチングの求人に応募できそう!と思えたり、こうして専門的な知識がある人としてブログを書くことにつながったり、ココナラやクラウドワークスでキャリア相談のサービスを提供することもできます。

「いつかキャリアに悩む人に向けたワークショップを企画してみたい!」といった、将来の目標もできました♪
「キャリアコンサルタント」という名前の求人は少なくても、知識やスキルを誰かのために使ってその対価をいただく、その方法は無限にあるように感じます。
人脈が広がった
キャリアコンサルタントが重視していることの一つに、人脈形成があります。
キャリアコンサルタントと一口に言っても得意分野は人それぞれなので、相談者の悩みに応じて他のキャリアコンサルタントを紹介することがあります。
また、様々な方と知り合うことは自身の研鑽にもつながります。コンサルティング技術の向上はもちろん、人それぞれのキャリアの選択肢や資格の活かし方など、いつも大きな刺激をもらっています。キャリコンを取得することで得た人脈は、今後の自分のキャリアにとって大きな資産だと感じています。
自己研鑽も他のキャリアコンサルタントの紹介も、すべては相談者のためにつながります。特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会が定めるキャリアコンサルタント倫理綱領にも、他の分野の専門家や関係者とネットワークをつくり、必要に応じて連携することが定められています。
自分だけのキャリアの軸が見つかる
キャリアコンサルタントの資格取得に必要な知識は、もちろん自分自身のキャリアの考え方にも活かせます。
むしろ、自分自身もキャリアについて悩み、考え続けることがコンサルタントとして重要だと感じます。
自分自身のキャリアの軸を考えられるようになり、更に国家資格も取得できるという意味では、資格取得にかかる費用はとてもお得だと感じています。
どんな人が向いてる?どんな人が取得している?

私が資格取得のために通ったスクールには、こんな人たちがいました。
資格を取りにきていた人たち

- 人材会社で働いている人
- 人事系の仕事をしている人
- 育児や介護が落ち着き、セカンドキャリアを模索している人
- 美容、接客などの対人業務をしている人
学校教員、個人事業主、役職定年を迎えた人、人事の仕事を始めたばかりの人、その他様々な業界の会社員の方がいました。
共通していること
様々なバックグラウンドの人がいる中に、2つの共通点があると感じました。
- 自分のキャリアに関心がある、もしくは悩んでいる
- 誰かの役に立ちたい、という気持ち
向いていない人
資格名や肩書きにこだわりたい人

職種名や資格の名前にこだわりたい人には、「取得してみたけど、思っていたのと違う…」となるかもしれません…。
最初の章でも記載した通り、「キャリアコンサルタント」という名前の仕事は多くないからです。
ただ、「名前に憧れがある人は絶対無理」というわけではもちろんありません。「キャリアコンサルタントって具体的に何をするのか?」「職種名にとらわれずにキャリアの本質を捉えるには…?」といったことも、資格取得や自己研鑽の中で学んでいくことができます。
大事なのは、今の自分がどうか、よりも、これからどうなっていきたいか、だと感じます。
育休中の人でも取得できる?
育休中に何かしらの資格取得を検討している人もいるかと思います。
キャリアコンサルタントは、いくつかの注意点を早めに確認することで、育休中でも取得を目指せる資格です。
妊娠前に資格を取得し現在妊娠中の私が感じる、育休中の取得がおすすめの理由と注意点をまとめました。
育休中に取得する資格としておすすめの理由
仕事の選択肢が広がる
今後の転職や副業の選択肢が大きく広がります。
また、AIに代替されにくいスキルが身につくので、一生ものの資格になります。
※5年ごとの資格更新には、指定の講習を受ける必要があります。
リモートワークにつながる
ライフイベントをきっかけにリモートワークを検討する人も多いのではないでしょうか?
キャリアコーチングサービスの多くはオンラインでも提供しており、リモートワークへ挑戦する糸口にもなります。
育休が明けると時間がない
キャリアコンサルタントの試験を受けるには、厚生労働大臣が認定する講習で受講することが基本必須になります。
※実務経験がある場合はこの限りではありません。
受験資格の詳細はこちら
育休が明けて仕事が始まると、なかなか時間を捻出することが難しくなってしまいます。
オンラインで受講できるコースがある
主要なスクールではオンラインで受講できるコースが用意されています。
近くに校舎がない場合や、育児で移動が難しい人でも資格取得を目指すことができます。
社会とのつながりができる
育休中はどうしても社会とのつながりを感じにくく、孤独になってしまいがちです。
キャリアコンサルタントの通学を始めれば定期的に講師や同じクラスの方と話すことができますし、そこから人脈も広がっていきます。
勉強が孤独じゃない
キャリアコンサルタントの試験は、知識と実技の2種類があります。
特に実技の合格に向けては、クラスのメンバーなどでロープレをして練習する人が多いです。
私も定期的に周囲の人とお話したり一緒に練習することで、試験日までモチベーションを維持することができました。
今なら給付金でお得に資格取得ができる
「専門実践教育訓練給付金」の対象になっている講座では、条件を満たすと受講料の最大80%が給付されます。
ただし、「キャリアコンサルタント10万人計画」の目標期限である2024年度末を過ぎた今、キャリアコンサルタントの講座が給付金の対象であり続けるかどうか、より予測がたちづらい状況にあります。※「キャリアコンサルタント10万人計画」…2024年度末までにキャリアコンサルタントを10万人にする、という国が掲げた目標のこと。
育児が落ち着いた頃にはなくなっている可能性も0ではありません。費用面で迷っている場合は、今のうちに取得しておくことがおすすめです。
育休中に取得を目指す注意点
スクールの受講にはまとまった時間が必要
キャリアコンサルタント養成講座は多くの場合、朝から夕方までの丸1日拘束されることになります。
私の場合は、毎週日曜のクラスに通学していました。
そのため、授業中の育児を任せられる環境の準備が必要になります。
事前に家族や近しい人と相談してから申し込むようにしましょう。

スクールによって授業の回数や曜日は異なります。平日夜間のコースが開かれている場合もあるので、すぐに諦めずに、まずは問い合わせてみることをおすすめします!
受講と試験のスケジュール
キャリアコンサルタントの試験は年3回、3月・7月・11月に実施されています。
講座のカリキュラムは試験日から逆算して設定されているため、年中いつでも申し込みができるわけではありません。
育休期間中に通学を終えられるように、早めにスケジュールを確認しましょう。
まとめ
キャリアコンサルタントが「意味ない」「役に立たない」と言われるのは、資格名そのままの求人が少なく、資格手当などで給与が上がりにくいからです。
ですが、資格名称にこだわったり資格手当を目的にすることは、キャリアコンサルタントの本質ではありません。
私自身は、資格を取ってから仕事の幅が広がり、副業やこのブログにもつながりました。学んだことは、自分のキャリアを考えるときにも役立っています。
- AIに取られない専門的なスキルが身についた
- 仕事の幅が広がった
- 副業につながった
- 人脈が広がった
- 自分だけのキャリアの軸が見つかる

仕事やキャリアに悩む人達の力になりたい!

キャリアコンサルタントの知識やスキルをもってどんなキャリアを歩もうかな?

こうしたことに興味がある人、考えるとワクワクする人にとてもおすすめの資格です!

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